ボズ・スキャッグス(Boz Scaggs, 本名:William Royce Scaggs, 1944年6月8日 – )は、アメリカのミュージシャン。1970年代後半から1980年代にかけて流行した、アダルト・コンテンポラリーを代表するシンガー。
・ Boz Scaggs : ボズ・スキャッグスのまとめサイト: 100AOR.com/artist/boz-scaggs
R&B色が濃い音楽を発表し続けていたボズであったが、1976年、ファンキーでクロスオーバー的な洗練されたサウンドの『シルク・ディグリーズ』を発表。これが全米2位を記録し、500万枚以上を売り上げた。アルバムからも「ロウ・ダウン」(全米第3位)、AORのスタンダード曲「ウィ・アー・オール・アローン」の大ヒットを放つ(このアルバムに参加したセッション・ミュージシャンたちは、後にTOTOを結成)。次作の『ダウン・トゥ・ゼン・レフト』、『ミドル・マン』も続いてヒットした。
その後、ヒットチャートからはしばらく遠ざかっていたが、1988年発表のアルバム『アザー・ロード』の収録曲「Heart of Mine」が、そのミュージック・ビデオの効果もあり、翌1989年に大ヒット、カムバックを果たした。日本では現在も根強い人気を誇っている。